毎週火曜日は西区の公園で17歳の道場生と二人で稽古している
私にとって楽しみな時間である。
彼と稽古するときは必ず晴れる、一週間雨の日でも、火曜日のその時間だけは
なぜか雨がやむ。
そんな時には「俺達ってついてるよなあ、きっとこの先全てうまくいくぞ。」
とか言いながら、ウォーミングアップをするのである。
基本から始まり三戦、白帯の型、青帯の型を通してやり、
その後テーマに沿って、1時間弱の稽古をする
体もほぐれ、頭もすっきりしたところでベンチに座って20分ほど話をする。
お互いの将来の夢や好きなことの話をする
私はもっぱら空手の話になるが
彼はライターになるという夢があり、その話をする。
彼の夢は実現するだろうと思う、
なぜなら彼は天才だからだ。
しかし天才の彼にも弱点がある。
しかもその弱点は、かなり弱い・・
その弱点を空手で鍛えて、夢をかなえるためにコツコツと一所懸命に努力をしている。
その弱点が、まだ露骨に症状を表しているときに、死にそうな顔をして
「僕は喧嘩に強くならなくてもいいから、中身を強くしたい、
先生、僕を強くしてください。」
と言ったことが、強烈に私の心に残っている。
それから半年ほど、火曜日の稽古を続けている。
木の間から射す太陽の光に照らされる、彼のへたくそな型が
最近は力強くかっこよく見える。
これから先、色々な壁や悩みにぶつかることもあると思うが
「俺達はついている、全てうまく行く」
だからこのままコツコツ努力を続けよう。
道場の先輩たちも、みんな彼の様子を気にかけている
また一緒に稽古できるように
来週も公園で稽古だ!
押忍
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