私が入門した当初の大阪支部は、少年部がまだ無く、一般稽古のみでした。
他流派で黒帯だった人やどう観てもその筋の人、プロレスラーかと思うくらいデカい人、色んな人がいました。
稽古も、ものすごい緊張感があり、組手も激しかったです。
練習が終わって家に帰ると、緊張と疲れで、いつも玄関の前でへこたれていました。
まだ子供だったせいか、どの人を見ても達人かスーパーマンかと思う位の強さでした。
その中でも、圧倒的な存在感と強さを誇っていたのが、関西本部長である麻山 慎悟 先生です。
中学生だった私は、その強さに憧れ、先生の歩き方から呼吸の仕方まで真似る程でした。
小さい頃から、上級生によくやられていた私は、中学に入っても同じようにからまれていました。
そのせいもあって「ちょっと年上だからっていばりやがって!」「大人には負けたくない」
という気持ちが心の中に強く根付いてしまい、学校でも道場でも、孤立しがちでした。
常に頭の中は「こうきたらこう倒す」とか「あの先輩を倒す」とかそんなことばかりでした。
私の少し後に「長石 学」という人が入門して来ました。
2005年軽量級世界チャンピオンの長石 選手です。
入門当時から、組手も上手で、私はすぐに目をつけたのです
そして、長石さんの昇級試験の組手の相手について、やってやろうとしたのですが...
逆に上段回し蹴りをくらってしまいました。
その時から、長石さんの事が大嫌いになって口を利かなくなりました...
長石さんは、私より7つ年上なのですが「クソ生意気な中学生やなあ」と思っていたらしいです。
長石さんファミリー
奥さんのさっちゃん
長女のはるな
次女のわかな
わかなを抱く私の母
そんなこんなで、独りよがりの孤独な空手生活が続いていたのですが、高校生の時に転機が訪れました。
親友の三村 智樹が入門したことです。
三村とは、高校の同級生で、クラスこそ一緒になった事は無いですが、出会ったときから
ウマが合い、仲良くしていました。
三村は、いまでこそ全日本大会で何度も優勝し、世界チャンピオンにもなり、人柄も立派な空手家ですが、当時の三村はちょっとひねくれていました。
入門の動機も「喧嘩が強くなりたい」というものでした。
全日本合宿の帰りの新幹線で、愉快な 三村 二段
三村とは、2人でホントによく練習しました。プライベートで遊んだりする時も練習する事が多かったです
三村の入門がきかっけで、道場生の人達とも打ち解ける事が出来ました。
そうなると、きつい練習も以前より、ずっと気持ちが入ようになりました。
大嫌いだった長石さんとも、今では家族のような付き合いです。
大阪支部では、空手という素晴らしい財産と共に"仲間"というかけがえの無い、宝物を手に入れました。
コメントする